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濃厚な『豊前海一粒かき』をそのままお届け!!松江カキ直売所

12月も半ばが過ぎ、豊前も本格的に寒くなってきました。豊前では寒くなったら魚介類がより楽める季節が始まります。その中でも今回は「牡蠣(カキ)」を紹介したいと思います!

豊前海一粒かき

豊前では「豊前海一粒かき」というブランドがあります。味が濃厚と評判のカキです。この時期はお歳暮にしたり、各家庭で「鍋」「焼きカキ」「カキフライ」と様々な形で楽しめる豊前の人たちの身近にある食材でもあります。

そんなカキを販売している場所に実際にお伺いしてレポートしてみようということで、豊前市松江(しょうえ)にあるカキの直売所さんを取材させていただきました!
※詳しい道順は一番最後をご覧ください。

豊前市にある3つの駅のうちの一つ、最も小倉よりに位置する『JR豊前松江駅』その駅の近くにある松江港に『豊前松江かき直売所』はあります。

『豊前松江かき直売所』

『ぶぜんしょうえ かき直売所』と壁に手書きの赤い文字が大きく書かれています。ガラガラと扉を開けると、いきなり目の前に現れたのはカキの山。

それと同時にカキを綺麗にする作業の「カンカンカン、ガリガリガリ」という音。直売所だから、カキが並べてあるお店かなと思っていた私はそのイメージとの違いに思わず「おーすごい!」という声がもれてしましました。

この直売所を営まれているのは濱田さん一家を中心にお手伝いの方も含めて全部で6人。もともと、八屋のほうで漁師をされていたそうですが、松江に直売所を立てて、去年から稼働し始めたのだそう。ちょうどお伺いした時はカキを商品にする作業の真っ最中でした。

手作業で安心・安全なカキにして出荷

 

さっそく、お仕事についてお伺いしました。水揚げから出荷・販売までは次のような工程があるとのこと。

①外が明るくなったら、(日によるが6時半ごろ)船を出して、15分くらいかかる4,5キロ沖のいかだまで行き、水揚げ。
②帰ってきて、綱からカキを外して洗って、「あらもぎ」という作業をする。
③仕上げ、洗う
④24時間、紫外線で殺菌された水につける。
⑤販売

という手順だそうです。特に24時間殺菌するというのは安心のポイントが高いと思います。カキを食することに関しては心配な方(特に生食)もいらっしゃるでしょうが、一つ一つ丁寧にここまでしてくださっていたら安心ですね。

殻つきによる鮮度の維持

また『豊前海一粒かき』ブランドとして出荷するのには次のようなご苦労があるとのことでした。

「『豊前海一粒かき』は殻がついて「一粒」とされるものなので、基本的に殻のまま出荷します。他の産地では「むきカキ」(殻をむいた状態)が盛んなところの場合は、身が無事であれば殻が傷ついても構わないので、水揚げする時には機械を使って一気にあげることができます。しかし、『豊前一粒かき』は手作業で丁寧にしないと商品にならなくなってしまいます。

ですから、カキ同志がくっついていたり、その他の汚れや殻にくっついている貝などを道具を使って落とす作業が必要になってきます。」とお話しくださったのは濱田さんの奥さんの千草さん。

他に何かご苦労はありますか?とみなさんに向かってお伺いすると、答えてくださったのは黒川さん。「生き物だからね。気をつかうよ。傷をつけたら商品にならないから。」との返答。「でも、大変だけど、剥きカキとは違ってね、殻がついていることによって調理する直前まで鮮度が保たれるんよ。カキが直前まで死ぬことがないから。そこはよそと違うと思う。」

そうやって、丁寧な作業の先に『豊前一粒かき』ブランドは生まれていくのですね。

お話しの最中、ご主人の濱田眞澄さん(56歳)から突然のお誘いが。

「カキあげるん連れていっちゃろか?」と、非常にうれしいお誘いでしたが、時間がなかったのとたぶん酔うともう一人の自分が告げていたので、断念。また改めて挑戦します。

その現場を想像して「行ってみたいですね。おもしろそう」とぼそっとつぶやくとお手伝いの黒川さんから「いや、面白いどころやないよ。大変よ。」と言われてしまいました。それもそのはず詳しくお伺いしてみると、
「竹で作った浮きの上に乗って、海に沈めてあるのを引き上げないけんけね。」とのこと。カキが付いた一本5メートルくらいある縄を引き上げていくそうですが、前述のように機械を入れることができませんから、引き上げるのも全て手作業なのです。

また天候によって船やいかだが揺れるときもあるので、その時は大変だそう。大きく時化たときはいかだに接岸できないので、基本的には行くことができません。しかし、「量が足りない時は、時化ても覚悟して行かないといけない」と教えてくださったのは笈木さん。「時化の時は足も滑るしね、その時は正直こわい。竹でできたいかだの隙間が30センチあいてるしね。一回現場にいかんと分からんよ。」
…というお話しを聞く間も、殻をきれいにする作業を続けておられるのですが、さすがベテランさんたち。手早く仕上げをされていきます。

殺菌水につける工程。呼吸をしているカキは汚れも吐く。

ぷりぷりの牡蠣を実食!

なんと!ご厚意で試食させていただけることになりました。


調理していただいた松下さん。フライパンにカキを並べてお湯を入れるだけのシンプルな調理法です。フライパンから取り出してくださり、「食べていいよ」とおっしゃってくださったので、割りばしで身をつついてぱくっと一口。

「おいしい!!」ただのお湯で煮ただけのものですが、鮮度と海水の絶妙な天然塩味で立派なお料理に仕上がっていました。

他にも火を通す最も簡単な調理法として、殻付きのままレンジでチン!があるのだそうですが、「だけど、私はフライパンでやる方がいいと思う、食べた時に香ばしいというかそんな味がします」と松下さん。これをする際は古いフライパンじゃないと痛むので要注意とのこと。

置き方にもコツがあって、カキのひらべったい方を最初に下にして、しばらく炊いて、その後ひっくり返して、しばらく炊く。すると殻を開けた時においしい汁が殻の中に入っているのだそう。これはいいこと聞きました!

生のカキもいただきましたが、こちらもビックリ!非常に旨味が強く、貝柱もコリコリ。こんなぜいたいくなものがあっていいんでしょうか?豊前暮らし、最高です。

カキのすすめ

カキのお仕事に関わっておられる現場のみなさんにおすすめの食べ方を伺いました。「殻を剥ける人はカキフライとかいいですね。」「あとは、バーベキューのようにして炭火で焼きカキ。とてもおいしいです。」と、千草さん。

「カキは栄養価が高いのがいいよね。食べ方は好みがあるから難しいなぁ、今は和食、洋食とそれぞれの調理法が普及しているので、ご家庭では好きなようにされるのがいいと思いますよ。」と黒川さん。

もう少しつっこんで聞いてみると「オレなんかは、やっぱ酢ガキだね。うん。ここは新しいからね。生にたずさわった調理法というのが、オレは好きだね。カキの元の味を楽しめるし。」と教えてくださいました。
私はカキフライが好きなのですが、カキって調理法で味が大きく変わりますよね。そこも魅力の一つ。今年は色んな調理法を試してみたいですね。

 

まとめ

豊前に住んで7,8年になりますが、毎年必ず食べるカキ。今回はカキの魅力再発見になりました。茹でカキから、生カキまで、めちゃくちゃおいしかったです。うれしいことにこれからが本格的なカキシーズン。カキの身も太っていきます。今年も楽しみに豊前の冬を満喫したいと思います。

今回、教えていただいた豊前トリビア
・カキにはムール貝がつく場合がある。
・豊前海にはエイがたくさんいる。刺されたら病院。

直売所のみなさん

直売所の扉を開けると、迎えてくださるみなさま。お忙しい中ありがとうございました!移転して一年。まだお客様が少ないとのことなので、ぜひ、多くの方に足を運んでいただきたいとおっしゃっていました。

 

販売詳細

この画像のQRコードをスマホで読み取ってください。LINEをご利用の方は便利です。

●サイズ
大:1000円/kg
中:800/kg
小:600/kg

●注文方法
現地に行くか、電話注文・FAX・eコレクト利用可。
地方発送も承り中!
直売所に直接行く場合に、17時を過ぎる場合でも家が近いので電話でおっしゃってくだされば対応しますとのこと。

●電話・FAX
電話:090-9595-0613
FAX:0979-83-3922

直売所以外では「うみてらす」と「道の駅おこしかけ」にも商品を出されています。

場所順路の詳細


まずは、JR豊前松江駅を目指してください。


駅の手前の点滅信号のある交差点を左折。(この写真は駅側から撮っています。)


この道をまっすぐ進みます。途中に踏み切りがありますが、そこを越してすぐの二股を左に行かずまっすぐ。


左手に浄圓寺さまが見えたら正解です。そのままもう少し進みます。


すると、「豊前海一粒かき」の旗とともに看板がある交差点に出ます。ここを右折。


まっすぐ進むと港につきます。


直売所、外観。

 

「豊前松江かき直売所」の概要

店名 豊前松江かき直売所
ジャンル 直売所
住所 福岡県豊前市松江1814

アクセス 【車】豊前松江駅より車で4分
【徒歩】豊前松江駅より徒歩8分
営業時間 9:00~17:00
年末の営業12月30日午前中
年始の営業1月7日より
定休日
問い合わせ先 090-9595-0613
参考サイト  http://goto-shoyu.com/site/kaki/page03/
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ひでさん
浄土真宗本願寺派のお坊さんで4児の父。お寺と地域の活性を目指して日々奮闘中です。夢は豊前を仏教王国にすること。そのために、お寺を中心としたコミュニティ「お寺まちづくり」を推進中です!
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