福岡のいちごといえば言わずと知れたブランドいちご、博多あまおうが有名です。
全国27ブランドの中で「味」「色・つや」「大きさ」等、全18項目の総合評価において
2年連続第一位(2015.3.30日経MJ調べ)と、まさにいちごの王様!!
そんな博多あまおうを豊前市の山あいで作っている「ココロファーム」のご夫妻を取材してきました。
40メートルの長さのハウスが9つ連なった広大なハウス
ハウスの中に一歩、足を踏み入れると、あったかい!!
この日は外も温かく、15℃くらいありましたが、中は25℃くらいあるそうで
お話しを伺っている途中、暑くて風にあたりに出たほどです。
ココロファームのいちごは地植え、目下に広がる緑のじゅうたんが壮観です!
長さはなんと40メートル、9つ分のハウスが連なっています。
緑の中に見えるのはつやっつやの大ぶりないちご。
ここからたくさんのあまおうたちが「博多あまおう」の看板を背負って各地に旅立っていくんですね。
脱サラ、就農、いちご作りへの転換
岸本眞人さんは8年前、奥さんの真奈美さんの反対を押し切り、脱サラ、就農。
最初の2年は野菜を作っていたそうですが、なかなかうまくいかず、進退も含め随分悩んだそうです。
しかし、奥さんの「いちごを作ったら?」という一言をきっかけにいちご作りをスタート。
周りのサポートもあり、空きハウスの手配や研修もトントン拍子に進み、その年の冬には初収穫!
一年目ながら手応えを感じられたそうです。
眞人さんは「とにかく周りの方々やタイミングに恵まれた」と当時を振り返られました。
いちご作りへの情熱、周りの方への感謝が眞人さんの原動力なんですね。
おいしいいちごを届けたい!!
収穫・出荷で一番大変なのはお客さんが食べるときに一番おいしい状態に合わせる調整だそう。
遠方に出荷するため、その管理調整が難しいとか。
当初は苦労した調整も今では計画的に進められるようになり、
「たくさんの人においしいいちごを届けたい」という眞人さんの思いが実現されています。
シーズンオフもおいしいいちごを作るためにとても手がかかるいちご作り。
土作りや苗作り、植え付けなど自然や環境に合わせて、その都度、管理に追われるそうです。
いちごへの愛情なくしてはできない作業です。
「あまおうジャム」と「あまおうコンフィチュール」
ココロファーム自慢の「あまおうジャム」と「あまおうコンフィチュール」
恥ずかしながら私、ジャムとコンフィチュールの違いがわからず質問してしまいました。
「より果肉感があるものがコンフィチュールで、ソースのように使っていただけます。」
とのことです。確かにジャムよりサラッとしていて、果肉がゴロっと入っています。
どちらも保存剤やゲル化剤などの合成添加物を一切使用しておらず、甘味と酸味のバランスが抜群です。
パッケージのかわいいイラストはお嬢さんが描かれたそう!
「ちゃーんとバイト代も発生してるんですよ~」と真奈美さんが笑いながらおっしゃていました。
真奈美さんはもともとウェブデザイナーをされていたこともあり、ご自分でホームページも
手掛けられています。まさに家族二人三脚の経営、とても温かみを感じられました。
ミツバチくんたちも立派に仕事を担っています。この日もせっせと花の間を飛び回っていました。
(カメラマンのきょんぴーがこのミツバチくんのベストショットを狙って屈みこんで撮影。
臨月の大きいお腹で頑張ってくれました。)
「あまおうジャム」と「あまおうコンフィチュール」はココロファームのホームページの他、
市内の「道の駅おこしかけ」や「JAふれあい市場」でも手に入ります。
バニラアイスやチーズケーキにもかけても絶品です。
現在、いちごの多くは東京や神戸に出荷されているそうですが、
直接問い合わせれば対応していただけるそうです。
果肉がしっかりしていて食べ応え抜群の博多あまおう
旬の味をぜひご堪能ください。
店名 | 合同会社ココロファーム |
ジャンル | いちご農家 |
住所 | 福岡県豊前市大村1727-5
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アクセス | 【車】豊前インターから10分 |
お問い合わせ | 080-1535-8270 |
ホームページ | ココロファーム公式サイト |
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あゆみ

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