ママ鉄歴6年のあゆみです。12月26日、年内最後の『ななつ星in九州』を見に宇島駅に行ってきました。
4年前の運行初日、2歳の息子を連れてはるばる久留米駅まで見に行ったほど
(博多駅は大混雑が予想されたので)鉄分濃いめなワタクシ。
4年ぶりのななつ星との対面にウキウキで行って参りました。
目次
15時01分、ななつ星登場!!
15時01分、今か今かと待ち構える私たちの前に、ついにななつ星が姿を現しました!
ゴウーン、ゴウーンと重々しい音を立てながら、ゆっくりと走る姿はまさに荘厳と
いった感じ。
この音は他の列車にはない感じです。
宇島駅では神楽の鬼と山伏がお出迎え
宇島駅では神楽の鬼と山伏がお出迎え。
鬼は、国重要無形民俗文化財・豊前神楽に登場する「駈仙(みさき)鬼」。
道案内の神・猿田彦がほら貝を吹き鳴らし、鬼が乗客の安全を祈り、車窓を巡って
舞い踊ります。
乗客の方は窓越しにカメラを向けたり、嬉しそうに手を振ったりする姿が見られました。
6分の間、ドアが開くことはありませんが、これを機にいつか豊前に来てくれたら
嬉しいですね。
JR九州デザイン顧問、水戸岡鋭治氏のこだわりの極み
ななつ星といえば、JR九州のデザイン顧問、水戸岡鋭治氏のプロデュースの言わずと知れた豪華寝台列車。
水戸岡鋭治氏は、日本の代表的な工業デザイナーのうちの一人で、イラストレーターでもあります。
1996年からJR九州のデザイン顧問を務め、JR九州の東証上場の立役者とも言われており、車両だけでなく、駅舎やフェリーなどのデザインも手掛けられており、グッドデザイン賞、ブルーリボン賞など名だたる賞を受賞されています。JR博多駅やJR大分駅、JR熊本駅、JR鹿児島中央駅も水戸岡氏のデザインも水戸岡氏のデザインです。知らず知らずのうちに、水戸岡氏の作品に触れていることも多いかと思います。
そんな水戸岡氏がプロデュースしたななつ星には外装にも内装にも水戸岡氏のこだわりがいっぱい!
古代漆をイメージしたワインレッドのボディと金色のエンブレム。
4年前の開通時と変わらず、ピッカピカでした。
大川組子やステンドグラス、ランプシェードなどは外からも窺え、照明に照らされ
映し出されるその美しさにため息がこぼれます。
「組子」は、釘を使わずに木と木を組み付けて作る建具の技法で図柄のパターンは
「麻の葉」や「胡麻殻」、「八重桜」をはじめ200種類以上。
建具生産高日本一を誇る福岡県大川市の伝統的な工芸品です。
また、外からはうかがい知ることはできませんが、車内で使われている洗面鉢や
ティーカップ、一輪挿しなどの陶磁器は有田焼のものです。
佐賀県有田町を水戸岡氏が訪れ、柿右衛門窯、今泉今右衛門窯、源右衛門窯にそれぞれ制作を依頼したそう。
その中には国重要無形文化財保持者(人間国宝)十四代酒井田柿右衛門さんの遺作である洗面鉢も含まれています。
動く美術館のようですね。
鉄道旅行で利用したい列車ランキング総合1位。
一度は乗りたい水戸岡鋭治デザインの九州の電車ランキング1位。
など、数々のランキングで1位を獲得する憧れの列車です。
いらっしゃい、ななつ星。おかえり、ななつ星。
7月の九州北部豪雨や9月の台風18号など災害に見舞われることが多かった今年の九州。
ななつ星もルート変更や運休を余儀なくされました。
豊前には7月の九州北部豪雨によるルート変更で走行することになり、
その後、日豊線も台風18号(9月)で被害に遭ったため一時休止していましたが、
沿線の強い要望で、今月5日に走行を再開しています。
地域を元気づけるまさに希望の星ですね☆
なぜななつ星が宇島駅に?
九州各地の景色を楽しみながらゆったりと走るななつ星。
高速で走る特急ソニックに追い越してもらうために道を譲っています。
これが宇島駅に停車する理由なんですね。
同じく水戸岡氏デザインの「青いソニック」とのすれ違いも見れます。
どこから見る?!おすすめ撮影スポット
入場料を払わなくても跨線橋や駅の横にある電車の見える公園なども撮影スポットとしてもおススメ。
電車の見える公園から撮ると、こんな感じです。
場所を変えつつ、色んな角度からななつ星を撮るのも良さそうですね。
毎週火曜日、停車時間は15時01~07の6分間!
年明けは1月9日(火)からの運行。
2月末までは現運行ルートで走行予定です。
残すはあと8回ほど?
一度は足を運び、目で耳でななつ星を堪能して下さい!
くれぐれもマナーとルールを守って、安全に楽しみましょう♪

あゆみ

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